第23回日本がん免疫学会
高知で開催された第23回日本がん免疫学会に出席しました。本学会は元々は基盤的がん免疫研究会と言い、第1回目は(22年前に)お茶の水ガーデンパレスで開催されました。私(清野)はその第1回研究会に参加した記憶があります。まだうら若き大学院生でした。
今回はシンポジウムでがん微小環境におけるIL-34の役割について発表しました。近年注目されている免疫チェックポイント阻害剤による治療においてIL-34の存在は治療抵抗性を引き起こします。しかも、免疫チェックポイント阻害剤だけでなく、抗がん剤などの治療においても同様です。今後、がん治療の重要なターゲットになる可能性があるということを報告しました。いろいろなところで何度も強調しているので、この分子の重要性についてはだいぶ認識していただけたかと思います。
また、研究室からは和田はるか先生が、Tumor-initiating cellの持つ免疫学的特性(マクロファージに細胞老化を誘導し免疫抑制性にする、それがT細胞を抑える)について報告しました。こちらの内容も大変重要と考えています。
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高知はなかなか雰囲気のある(飲食店の多い)街でした。
昼休みに町を歩いていたら、得月楼という料亭がランチをやっていたので、ふらりと入りました。一人でもこんな感じの部屋でした。